キャドセンターの能見です。
一般市場に出回っているモニターはどんどん液晶にシフトしているものの、施設でお使いのモニターはブラウン管のモニターが大半とのこと。他の施設に関しても同じようなお話を伺っていました。
それならばブラウン管にも付けられるセンサーを作れば良いのでは...?
より多くの方に『たっちゃんのコネク島』を使っていただけるよう、様々な改良を行って行きたいという想いはあったのですが、実際のどれだけの需要があるかわからない。
このような要望をお持ちの方々の意見を是非聞いてみたいと思っていたところ、杉並区立すぎのき生活園様のご協力のもと、『ブラウン管のモニターに液晶用センサーを取り付ける試み』をさせていただけることになりました。
すぎのき生活園のパソコン活動担当者様は、4月25日に行われたプレス発表にも来ていただき、本プロジェクトに非常に関心をお持ちで、熱心にご意見・ご感想を下さいました。
これがきっかけとなり、今回園内で実際に使われているブラウン管モニターに液晶用センサーを応用したものを取り付け、『たっちゃんのコネク島』や他のソフトを使って検証していただく機会をいただきました。
ブラウン管のディスプレイは表面が曲面になっている為、そのままでは固定が難しく、何度か固定具を試作しました。結果としては固定もうまくいき、機能面も問題なかったのですが、どうしても価格の折り合いが付かず、需要も読めない。
またサポート体制の調整等ができず、未だ製品化には至っておりません。
しかし、実際の授業にも使っていただいたということですぎのき生活園の担当者様からは以下のような感想をいただきました。
「障害をお持ちの方はタッチ圧のコントロールが難しく、画面を傷つけてしまったり、薄いモニターを倒してしまう可能性が高いので、液晶モニターの使用が難しいのが現状です。その意味合いでは既存のブラウン管モニターに設置できる試作品は魅力だったので残念です。その視点も今後に向けご検討いただけるとありがたいと思います。」
非常に貴重なご意見です。
全てのものを新製品に換えるのは大きい負担になるだけでなく、かえって障害をお持ちの方にとって使いにくいものになってしまうこともある…。
既存のもの、今使っているものに機能を足すアプローチも今後継続して検討していきたいと思います。
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